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2007/05/18

メモに快感を(3)

 さて、凡人として、なかなかメモを取ることができない場合、なんとかしてメモを取ること自体に快感の要素を取り入れなければいけません。

 もちろん、意志の強い人は別ですよ。ちっとも楽しくなかろうと、不快感を伴っていようと、やろうと決めたことをきちんとやれる人には、こんな話は関係ありません。やろうと思っても、うまくできない人の話です。

 動物の調教などは、最初のうちは人間が強制的にやらせます。で、人間が望む通りのことができたら、ご褒美がもらえるのですが、もちろん、その快感を一回で覚えられるわけではないので、同じことを何度もやらされます。その間、犬だの猿だのがそれを望んでいるかどうかは関係ありませんし、そのことに不快感を覚えているかもしれない、ということも、あまり関係ありません。結果としての快感を覚えこむまで、何度でも繰り返すことで、その芸とご褒美が直結するように教え込むわけです。

 人間にこれをやろうとするのは、かなり難しいですね。少なくとも、自分の意思でこのブログを読めるぐらいの年齢の場合、そういう調教をしてもらうのは、無理といってもいいでしょう。場合によっては、誰かに頼んで、メモを取るべき状況でメモを取らなかったら殴ってもらう、などという調教も可能かもしれませんが、その場合は、ちゃんとメモを取ったあとに、殴られることへの恐怖や痛みといった不快感以上に強い快感を伴うご褒美が必要になります。それも、ちゃんとメモを取った直後に、必ずそのご褒美がもらえなければ意味がありませんし、習慣化するまで、それをずっと続けなければいけない、という問題も発生します。はっきりいって無理ですね。

 となると、やれることはふたつ。
 しつこいようですが、メモを取る、という行為そのものに、可能な限り快感の要素を加えるか、可能な限り不快の要素を取り除くか、です。

 もちろん、メモを取っているときのことですから、快感・不快感といっても、大げさなものである必要はありません。

 よく言われることに、お気に入りのメモツールを持て、というのがあります。基本的には、これがメモを取ることに快感の要素を入れるための、主な方法です。

 メモを取る、ということでいえば、必要なツールは最低ふたつ。筆記具と用紙です。つまり、筆記具と用紙がお気に入りのモノだったら、メモを取るのも楽しくなるから、メモを取るようになる(可能性が高い)、という発想です。

 なんだよ、そんな当たり前のことか、と思ったりしないように。世の中、当たり前のことが一番難しいんです。

 お気に入りといっても、色々な場合があります。
 筆記具の場合、書き味が好きとか、色が好きとか、握った感じが素敵! とか色々とあるでしょう。種類でいえば、鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、万年筆、筆ペン、マーカーその他色々。たとえばボールペンひとつ取っても、線の太さや書き味は千差万別です。
 用紙に関して言えば、手触り、大きさ、厚さ、罫の種類や色、紙自体の色など。体裁でいえば、ノートであったり、手帳であったり、ルーズリーフであったり、メモパッドであったり、情報カードであったり。
 自分がどれが好きなのかを考えれば、快感の要素はいくらでもあります。

 もちろん、それが使用時の快感に繋がるのであれば、受け狙いのツールでも問題ありません。ぱっと取り出した瞬間に、まわりが「お?」と思ってくれる。それが自分の快感に繋がるのであれば、そういうツールでも構わないわけです。

 これからがんばって達人になろう、と思っているのに、なかなかメモが取れるようにならない、という人は、少しツールに気を使ってみたらいかがでしょう?

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