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2007/05/20

メモに快感を(4)

 たとえば、メモ用紙なんて裏紙で十分、という発想もあります。ジャンジャン書くのに、用紙に金をかけてどうする、という考え方です。そういう人にとっては、金を出して買ったノートやメモパッドでは、使っている時にストレスが発生します。これ一枚でいくらとか、書く内容を吟味しなきゃとか、丁寧に書かなきゃとか。そう思うことでストレスになる人は、裏紙を使った方が良いでしょう。
 しかし、人によっては、裏紙では手触りが悪いとか、裏に書いてあることが気になるとか、そういったことが不快感に繋がることもあるのです。そういう人は、ある程度の出費を覚悟して、気に入った用紙を探した方がいいはずです。

 こういった快感・不快感の要素に関しては、人それぞれ好みが違いますので、何がいい、とは言えませんので、自分で色々と試してみるのがいいでしょう。
 ただし、探すツールは、金額で決めてはいけません。高価なツールが、必ずしも自分にフィットするとはかぎりませんから。使うたびに「汚したらどうしよう」などと緊張して、それが逆にストレスになって使わなくなる可能性もあるかもしれません。
 そういう場合は、そのストレスをなくすことが、不快感を減らすことになります。つまり、身分相応のツールを持つ、と。

 また、気をつけなければいけないのは、色々と試しているうちに、目的を見失って、ツールヲタクになってしまうこと。まあ、なったとしても、その上でメモを取れるようになれば別に問題はありませんが。使いもしないメモパッドやらノートやらが、家の中にゴロゴロしている、という状況になりませんように。わたしはあまり強く言えないんですけどね。

 ツールを選ぶ場合の注意点は、機能・デザイン・使用感のバランスです。もちろん、大切なのは個人個人の好みですから、機能優先でも、デザイン優先でも、なんでもかまわないんですけどね。デザインだけを優先して、すぐに書けなくなっちゃうボールペン持ってても、それはどう考えてもメモを取れるようになるとは思えない。だから、それぞれのバランス。

 たとえば、手帳用のペンとして、細いものや小さいものが色々と売り出されていますが、あれは結構握りにくい。握りにくいと書きにくい。書きにくいということは、メモを取っている最中に不快感が高まるのです。確かに、手帳のペンフォルダーに挿しておくには、小型のペンの方が便利ですが、実際に使うときのことを考えると、ある程度の太さがあった方が、使用時の快感は増すはずです。

 このように、メモツールに携帯性だけを求めてしまったために、使っている時に不快感が溜まっている、ということは多いかもしれません。しかも、使っている本人は、その不快感をはっきりと意識していなかったりして、無意識のうちに、メモを取らなくなったりする。そういう部分を取り除くだけでも、メモを取れるようになるでしょう。
 携帯性と使用感の、どちらを優先するかを考えた場合、もしいつもメモツールを持ち歩いているのに、ちっとも書けない、という人は、持ち歩く利便性を少し減らして、書くときの快感を増やす(不快感を減らす)ことを考えてみてはいかがでしょう?

 中には「字が下手だから」というのがメモを取るときの不快感になっている人がいるかもしれません。そういう人は、とりあえず、メモを取るときに、少しゆっくり書いてみる。メモなんだから殴り書きでいい、という発想を捨てて、あとでそのメモを読む人(未来の自分かもしれません)のために、少しだけ丁寧に書く。上手に書く必要はありません。書いたり読んだりが不快にならない程度に丁寧に書けば、そういったストレスは軽減されるはずです。

 もちろんこれらのことは、メモを取ることが習慣化するまでの間の話です。慣れてしまえば、どんなツールでもきちんとメモを取れるようになります。そうなったら、書きにくいペンで書こうが、読みづらい字であろうが、しっかりメモを取れるようになるでしょう。

 ついでですが、メモを取っている最中といえば最中、メモを取り続けた結果といえば結果の快感で、わたしが体験した快感をひとつ。

 ボールペンを使い切った。

 これ、意外と快感です。

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