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2008/03/03

目的は持って使い道は考えない

 達人ならともかく、ド素人がメモを取れるようになろうとした場合、実は矛盾したふたつのことを頭に入れておかなければいけません。

 ひとつは、できればはっきりした目的を持っていた方がメモは取りやすい、ということ。
 ただ漠然と「ちゃんとメモを取れるようになりたいなぁ」と思っていても、いったい何をメモすればいいのかわからなくて、結局メモを取らなかったりします。
 それを回避するためには、何のためにメモを取るのかを、はっきりさせておいた方がいいでしょう。
 簡単なのは、「ブログのネタ」とか「小説を書くためのネタ」とか「何か発明して特許を取って金儲け」とか。
 そういった目的というか、方向性があると、普段の生活の中でもメモを取りやすい。
 何かを見たり聞いたりしたときに「お、これ使える」と考えることができるのです。

 もう一方で、メモを取るときに取捨選択しないようにする、というのもあります。
 過去にも書きましたが、達人は「お、これ使える」と思ったら即座にメモとペンを取り出します。下手をすると、頭で考えるよりも先に、手がペンをまさぐっているかもしれません。
 そのときに、おそらく達人は「これをメモして、何の役に立つんだろう」とか「もっといいアイデアがあるんじゃないか」などと考えてはいません。無意識のうちに、役に立つ、と判断している場合もあるでしょうし、役に立つか立たないかは、後で判断すればいい、という考えで動いているのかもしれません。
 ド素人の場合は、この「無意識のうちに判断する」というのはできませんから、メモの達人を目指すなら、「判断は後で下す」という方法を取らなければいけないのです。
 ここで、最初にいった「はっきりした目的を持っていた方がメモは取りやすい」という考え方とのジレンマが発生します。
 はっきりした目的を持っている場合、メモを取ることにも意味があるんです。そのメモが、現在の目的に対して役に立つと思うからメモをとるんです。それなのに、判断は後で下せ、という考え方もある。
 今メモしようとしていることが、目的にあっているかどうか、考えなければならなくなる、ということです。
 
 では、いったいどうしたらよいのでしょう。
 答えは意外と簡単で「メモを取るときに使い道を考えない」です。
 目的があってメモするのですから、本来ならば「あとで使う」と考えるからメモを取るのでしょうが、実際にメモを取るときには、あえて「あとで使うかも」のレベルでかまわないのです。
 もちろん、あとで確実に使うことがわかっていることは無条件にメモするとして、使うかどうか分からないものの場合、その場で使い道を考えてはいけないのです。
 それを考えてしまうと「いや、ちょっと待て。これをどう広げればブログになるんだ?」とか「ブログにするにはちょっとむずかしいかも」などという発想がでてきて、メモを取る手が止まってしまう可能性が高くなります。
 その、ほんの少しの躊躇が、メモを取らない原因になってしまうのです。

 目的があれば、メモしよう、と思うことが多くなります。あぶないのは、メモを取りながら、あるいはメモを取ろうとした瞬間に「これをどう使おう」と考えてしまうこと。
 あとでどう使うかは、あとで使うときになったら考えればいいことです。
 たしかに、もしかしたら今取ったメモは、ブログを書く役には立たないかもしれません。そうなると、ブログのネタ集めのためにメモを取る、という目的からははずれてしまうかもしれません。
 しかし、大事なことは、まずはメモを取ることです。取ったメモは後で役に立つか立たないか分かりませんが、取らなかったメモは確実に役に立ちません。
 
 迷ったらとりあえず、使い道など考えずにメモしておきましょう。捨てるのは、あとでいくらでもできるのですから。

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