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2010年9月

2010/09/10

昔は良くなかった……

 最近の若い人は、というか、昔にくらべると、日本人はかなり変わってきた。いや、変わってあたりまえなんだが。
 何が変わってきたかというと、もちろん色々あるが、わたしが格段に変わったなぁと思うのは、まず歌のうまさ。昔にくらべると歌のうまい人の数がかなり増えていると思う。
 昔は、歌手と名乗りつつも、殺してやりたいほど歌の下手な奴が掃いて捨てるほどいた。それが最近は、プロだけでなく、素人にだってむちゃくちゃ歌のうまい人が大勢いる。まあ今だって、死ぬほど下手な人はいるんでしょうが。
 なんでそうなったのか、学術的な理由もあるのだろうが、勝手な想像を働かせてみると、まずはウォークマン系の機器の流行が、かなり貢献しているのではないだろうかと思われる。今ならもちろんiPod系。
 これらの機器のおかげで、生活の中で音楽に接する時間がかなり増え、そのおかげで耳が良くなってきて、そうなるとやはり歌もうまくなるだろう、という論法。これが正しいかどうかはわからないが。なお、この場合の「耳が良い」というのは、聴力の問題ではないので、念のため。
 で、もうひとつ貢献しているのが、もちろんカラオケ。何度も聞いて覚えた歌を、カラオケで何度も唄って練習する。これで歌がうまくならないはずがない。いや、まれにうまくならない人もいるようだが。
 以前は、真剣に歌を唄う機会なんて、子供の頃ぐらいにしかなかった。中学校あたりから、音楽の授業中だって真剣には唄わなくなり、高校生ぐらいになると音楽の授業も選択科目になって、唄う機会がグッと減る。それ以降は、バンド活動でもやっていなければ、唄うことなんてまずなかったのだ。
 今と昔では受動的にも能動的にも歌に接する機会が多くなっているのだから、歌のうまい人が増えてもおかしくないだろう。

 もうひとつ、かなり変わったと思うのは外見の問題。つまり、昔に比べたらいい男いい女の数が増えていると思うのだが、いかがなもんだろう。
 実はこれに関しても、歌と同じような想像をしている。つまり、昔に比べると、自分の顔を見る機会が多くなっているのではないか、ということ。もちろん、昔だって鏡を見なかったわけではないと思うが、それとはまた別の話。
 ご存知でない方もいらっしゃるかもしれないが、鏡で見ているのは、実は他人が見ているのとは同じ顔ではないのだ。左右が逆転しているのである。って、そのぐらい誰でも知ってるか。しかし、その左右が逆転している、ということだけで、顔の印象というのはかなり変わってしまうのである。
 しかし、最近は写メールだのプリクラだのデジカメだののおかげで、逆転していない自分の顔を客観的に見る機会が増えてきている。そのため、他人が見ているのと同じ自分の顔を目にすることが多くなっているのである。以前は写真に撮って現像に出して、という手間をかけなければ見ることができなかった本来の自分の顔を、今ではほぼリアルタイムに見ることができる。これがおそらく、いい男いい女が増えた理由ではないだろうか。
 客観的に自分の顔を見ることと、顔が良くなることとの間に、どんな関連があるのか、と聞かれてしまうと、わたしも困るんですけどね。

 そもそも、歌のうまい人が増えただの、いい男やいい女が増えただの、という前提が、あくまでもわたしの私見なのだから、論理以前の問題のような気もするのだが。

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